最良の日

ついにとうとう、好きな役者さんをチラッと見られるツアー決行。
二日前まで編集さんから連絡くれなくて
何時もの自分なら「相手も忙しい、いいか」と諦めていましたが
もう最初で最後だしとメールしてみたら
何時もと変わりない様子で
「相手のOKもらえましたので〜」と、メールを下さる編集さん。
忘れられているのも悲しいけど、
後腐れない付き合いは今は嬉しい・・


と言う事で、都内で編集さんと待ち合わせ。
テレビには出た事のない役者さん。
稽古場のような場所へ行ったら既に打ち合わせ中。
遠めに見た役者さん発見。
うぉぉぉ!!と久し振りに荒ぶる心を必死に沈めながら
部屋の端のパイプ椅子で大人しく待っている。
当然ながら私は部外者で、編集さんは取材とかあったので
かなりな放置プレイ。
周りでは色々と準備進行中。
小心者なので身の置き場に困る私・・・
誰も私の事気にしてませんでしたが。
役者さん登場。
編集さんが私の事をライターですと紹介してくれて
良い笑顔でご丁寧に頭を下げて挨拶してくださった!
うひょー!!(危)心の中で超絶大興奮する三十路。
ライターって言ってくれたかもしれないけど
40代のベテラン役者さんがこんな駄目人間に笑顔で接してくださって
大恐縮。もう居た堪れない。
ちなみに隣に居た20代の役者さん(男性)は
顔が強張ってましたよ。私の笑いきれてなかった笑顔が怖かったかしら?


人並みだけど演技に入ると雰囲気がガラリと変わる。感動。
ベテランさんなのに、監督?さんの指摘にすみませんと
受け入れてそれにも感動。ファンのえこひいきで全て良く見てる(笑)
編集さんに好きだからって夢見ないでくださいねと言われていたが
この方は素敵だったぜ!
他の人気な方はイメージ違ってびっくりしましたが。


と言う事で、夢のような約二時間終了。
帰りは一人でそそくさと出て行って
編集さんと帰りに夕食でもと言う約束を忘れられ
現場で解散。また機会があったら〜と
いってくれたけど、もう二度と会わんのだろうな。
あぁ・・・楽しかった小話書き。
しかし、こんなに恋人も友達もいない私に
一生縁のないコネで幸せな出来事があるとは思いも寄らなかった。
昔は「生きていれば良いことあるさ」と言う言葉に
「ない人もいるのだよ、ここに!」と捻くれてましたが
今はそう思える。いや、私も本当に調子が良いな・・・


明日からまた一人きりの寂しい生活が待っていますが
暫く今日の思い出を胸に頑張って生きていけそう。
自分の人生自分で切り開いていかないとな
と、何時になく前向きな私。