必要とされない人

電車で座ると、私の隣の席が最後の最後まで空いている三十路です。
デブな上に醜いからな・・・髪を伸ばせば少しは女らしくと思ったら、
余計にキモクなった。こんなはずじゃなかったのに。


約四十年生きてきて、まぁ見事に誰からも連絡が来ない人間になりました。
半年前に違う支店の職場の女性が辞めた時に、初めてメアドを聞いて
これから仲良くなれたらなと時々メールをして居たのに返事は素っ気無い。
もう一人いる、同じ支店で働いている人とは
結構密な遣り取りをしているらしい。
同じ職場だったから、と言う理由もあるけど
その方はメールの返信面倒だって言っていたのに。
こっちはばっちこいなのに。上手くいかないものだ。
先日、会社の早い忘年会終了。
他支店の女子社員さんと、女子二人だけだし滅多に話せないから
一次会終わったらお茶でもしようかと言っていたのに
その方、盛り上がった男性社員と率先して二次会行っていた・・・
私、肩を落として帰宅。


帰宅中、駅でキャッチが可愛いギャルに声掛けるために
私に体当たりしてギャルを追っかけていった。
余りに激しくぶつかられたので、呆然。
私は無機物かい。こんな大きいのに、全く見向きもしないんですね。
人としてさえ見られてないのかと地味にショック。
そういえば、ティッシュ配りにも渡されなくなった・・・な。


それで、唯一名前をよんでくれるのが母。
何も言わないのに、顔色で元気ないねって言ってくれる母。
そんな母も歳で、物忘れも多くなって寂しい。
何より親孝行らしいことも出来ずに、雨漏りする家に住まわせてるのも可哀相だ。
せめて稼ぎが良くて、家でも気前良く買ってあげれたらな・・・
しかし、完全と依存症だな。